終の住処か、今だけ住む家かによって、家の買い方は変わります。

誰もが最初に考えることだと思います。資金です。どれくらいの規模でどれくらいのグレードの家を建てるには、それ以外の費用も含めてどれくらいかかるかの、目算を立てるのがとても大変でした。少しはお金を残したいし、思い通りの家を建てたいしで、悩みました。当然のことながら終の住処になるので、暮らしやすく手入れがいらない、地震でも壊れないなど、いろんなことを織り込んでいくと予算が膨大になっていきます。思いはなかなか叶わないというのが、正直なところでした。

最初はとにかく、予算を考えずに、広さを決めました。次に屋根や床、壁など、大きな費用のかかるものを決めました。それから、水回りなど普段の暮らしを送る上で、快適に過ごせるシステムを決めました。とりあえず、考えられる一番高いグレードのものを設計してもらいます。予算が出てきました。そうすると、今自分が希望している家の概要が、見えてきます。それから、予算に入るまで様々なもののグレードを落として、だんだんに削っていきました。

家は古くなります。当初はいろんな夢を膨らませて、時に突飛なアイディアを取り入れてしまいがちです。でも、例えば外から見えるととてもお洒落に見える、出窓などは、結局物置になってしまいますし、お掃除も大変だったりします。壁や床、天井は今の流行は、白です。けれど白って、人の心を落ち着かなくしたり、目に痛かったりします。何十年も住む先に、どんな暮らしをしているかを想像して、考えた方が良いと思います。